結(ゆい)
12月13・14日に矢野智徳先生をお招きして「大地の再生講座〜結の社づくり〜@石川県七尾市七原町」を開催させていただきました。矢野先生、杜の園芸スタッフの皆様、参加者の皆様、まかない班の方々、多くの人の力が合わさって、とても充実した講座になったと思います。本当にありがとうございました。
今回は、11月に「自然栽培の里@のと」の拠点としてお借りした民家周囲の環境改善、民家前にある畑の環境改善をしていただきました。
皆、とても重い粘土質の土に悪戦苦闘しました。
しかし、特に2日目は、スタッフ・参加者・まかない班、それぞれの人が共通の目標の中で、自分に何ができるのかを考え、自ら動き、素晴らしいチームワークで、重粘土の土壌に負けずに作業をすることができました。
とてもハードな作業でしたが、もっとみんなで作業していたいような不思議な充実感を感じることができました。
これが、「結」なのかなぁ・・・
本来は「生きる」こと自体が様々な生物との「結」作業な気がします。
人間にはできない、光合成をする生物、窒素固定をする生物、ビタミンを合成する生物・・・
実際は様々な生物達と協力し合わなければ生きていけないはずなのに・・・
いつの間にか「人間が他の生物より偉い」とか「人間の力だけで生きてるんだ」とか勘違いをして、「結」が消えてきているのではのではないか?
もし、今回作業を共にした皆様と感じた「結」の不思議な感覚を、七原の地に一緒に暮らす様々な生物達と感じることができたら、とても幸せに生きられるんじゃないかなぁ?
そんなことを考えながら、講座が終わった後民家の前に立ってみると、優しい風が頬を撫でていきます。
今までの環境が当たり前だと思っていたのですが、実はとても詰まっていたんだなぁと実感することができました。
みんなの力を合わせて行った環境整備が、様々な生物達との「結」につながりますように。
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- 2016.12.19 Monday
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- 00:25
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- by dr-kwan