でも、見た目は全くパン屋さんには見えないので、入るのに少し勇気が要ります。
Marioさんは日系ブラジル人です。
「体は食べ物でできているから、本当にいいものを作りたい」という熱い想いで、
全粒粉と玄米を天然酵母を使って発酵させ、手で丁寧にこねて、パンを作っていらっしゃいます。
最近全粒粉入りの万能麺(パスタにもうどんにもなります!)も作られました。
とっても美味しいですよ。
Marioさんは、日本語はそんなにお上手ではありませんが、考えていることが似ているからか、話しているととっても楽しいです。
先日お邪魔した時には夜中の3時まで話してしまいました。
ここに、藤田先生というお医者さんが良く来られてます。
この先生は、小矢部に古民家を購入し、改装中です。
この家を「ほっこりハウス」と名付け、自然な医療の場にしたいと考えていらっしゃるそうです。
私も、おそらく似たようなことがやりたいのだと思います。
私は、食事の面からもっと踏み込んで、新しい医療ができないかと模索中です。
食事の問題は、私たちの生き方、社会のあり方にも関わる、とても根の深い問題です。
しかし、そこに踏み込んでこそ社会の変化に対応できる新しい医療が創れるのではないかと思ってます。
残念ながら、今の医療は社会の変化にうまく対応できているとは言えないのではないかと思います。
医学の世界に閉じこもって身体や病気のことしか見ていないから、社会の変化を捉えられていない。
だから、病気の本当の原因がわからない。
原因がわからないから対症療法・・・
今の社会の変化に対応できるような医療を創ることができたら、きっと患者さんたちのお役に立てるに違いない。
おそらく、きちんと形になるまでに10年ぐらいかかるのではないかと思います。
本当に自分の進んでいる道がゴールにつながる道なのか、不安になることも多々あります。
でも、小矢部にも同じような価値観を持って活動している方々がいらっしゃる。
私にとっては勇気をもらえるありがたい仲間たちです。
是非一度Marioさんのパンを食べてみてくださいね。