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プロフィール

こんにちはDr.Kwanです。 日本では某大学病院で消化器内科医として診療してきましたが、2010年よりシンガポールにて内科医をしていました。2013年より日本に帰国し、能登で半医半農生活を始めました。 以前から栄養に興味があっていろいろ学んできましたが、普段の食事が健康にとても大事なこと、私たちの食習慣が知らない間に不健康なものになってきていることに気付きました。 これから、栄養について究め、どんな食事を摂るべきかについて皆様に伝えることで、少しでも多くの人を健康にすることができれば・・・と思っています。

ゆびのばソックス

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    私の勤め先の看護師さんたちの間で秘かなブームが起こっております。

    半年程前に、みらいクリニック付属フットケアセンター認定アドバイザーの資格をいただきました。
    しかし今の勤務先では表立って足指外来をすることもできず、すいている時に患者さんにこそっと足指についてアドバイスしていました。

    しかし、患者さんよりも看護師さんたちの方が盛り上がってきました。

    看護師さんも意外と足指の悩みを抱えている方が多いです。
    私が講習を受けに博多に通っていた時から興味を持ってもらってたみたいで、

    まず、この本が看護師さん達の間にまわりました。

    そして、ひろのば体操がひろまっていきました。


    先日ゆびのばソックスを仕入れました。
    里山里海マイスターの聞き取り調査でお世話になった方が膝の痛みでお困りになっていたので「ひろのば体操」をやってもらったところ膝の調子が良くなったとお礼状をいただきました。お世話になったお礼としてゆびのばソックスを持って行こうと思って仕入れました。

    しかし、看護師さんたちは入荷する日を待っていてくれたらしく、ゆびのばソックスが飛ぶように売れていきました・・・
    とっても好評で、早速追加注文が入っております。
    オススメですよ。
    ゆびのばソックスはこちらでも買えます。
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    第2回食の勉強会「砂糖」

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      10/19日に能登島Sans Souciにて第2回食の勉強会をさせていただきました。
      今回のお題は「砂糖」でした。
       
      砂糖勉強会
      まず、砂糖がどのように作られているかを動画で見てみます。

      さらに光合成についてお話しし、砂糖が水・二酸化炭素・日光のエネルギーからできていること、
      人間は光合成できないので、植物などの光合成生物の活動が無ければ生きていけないこと、
      人間が糖を代謝すると水と二酸化炭素になり、うまく循環していることなどを確認しました。

      他の生物の活動が無ければ生きていけないこと、食べ物を作る物質が循環していることは、現代社会では忘れられがちなことです。
      しかし、「食」の問題の根本には、これらを忘れてしまったことが原因になっていることが多いと思います。

      その後、糖を食べると、体の中でどうなっていくのか、
      糖の摂り過ぎでどのような弊害があるのか、
      砂糖の依存性についてお話ししました。
      最後に清涼飲料水を作る実験をしました。

      ブドウ糖果糖液糖を一般的な清涼飲料水の濃度でまず水で溶かして飲んでみます。
      甘くて飲めたものではありません。
      次に同じ量のブドウ糖果糖液糖を炭酸水で溶かしてみます。
      さっきよりマシですが、まだまだ甘いです。
      そこにクエン酸を入れて酸味をつけると、サイダーみたいな味になります。
      この液に色素で色をつけて、フレーバーで香り付けをすると、いろんな清涼飲料水を作ることができます。
      最初は甘すぎて飲みきれなかったものが、様々な味や香りを加えることで美味しく飲めてしまうことを実感できて好評でした。

      知らないうちに大量の糖を摂ったりしないように気をつけましょう。
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      砂糖依存症

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        今度の日曜日に砂糖についての勉強会をすることになっているので予習中です。

        いろいろ調べていると、砂糖の依存性についての論文が出てきました。

        “Evidence for sugar addiction: behavioral and neurochemical effects of intermittent, excessive sugar intake”
        これは2008年に出た論文ですが、砂糖は脳内のオピオイドやドーパミンを放出させ、依存性が出る可能性があると言ってます。

        他の実験では、
        ラットに25%の砂糖溶液を与えると、1ヶ月後には依存症状が出る。
        砂糖の摂取によって、βエンドルフィン受容体が活性化される。
        というものもあります。

        βエンドルフィンは脳内モルヒネと呼ばれ、ランナーズハイにも関わっています。
        要するに気持ちよくなる物質です。

        ということは、砂糖を食べることで気持ちよくなり、その快楽を求めてまた食べるという依存が起こる可能性があるということです。

        今まで良く聞いた砂糖依存の説明は以下のようなものでした。

        砂糖を食べ過ぎて血糖値が上がると、インスリンがたくさん分泌される。
        すると低血糖になり、体が糖を求める。
        そして、砂糖を食べ過ぎる。

        そんな単純な理由だけではないみたいですね。

        私の意見では砂糖はわざわざ摂る必要はないと思います。
        ご飯を食べれば、栄養学的にも困りません。
        料理のときもきちんとした材料で手間をかければ、砂糖をあまり使わなくてもおいしい料理を作ることができます。
        全く使うなというつもりはありませんが、必要以上に使う必要はないと思います。
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        のとりあーな風里山里海資本主義

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          10月4日の土曜日に、穴水町で行われた「のとりあーな風 里山里海資本主義」というイベントに出てきました。

          まず「のとりあーなプロジェクト」というのは、穴水地域づくり協議会が進める地域おこしプロジェクトです。
          能登半島を逆さまにするとイタリアに似ているということで、能登半島をスローフード・スローライフ発祥の地イタリアに見立てて地域の宝物を見いだし、能登を元気にしようというプロジェクトです。
          ちゃんと、のとりあーなちゃんというマスコットキャラクターもあります。のとりあーな
          髪型は能登半島で、イタリアをかたどった長靴に片足を入れているんだそうです。
          のとりあーなの説明はこれぐらいにして・・・
           
          今回のイベントは、「里山資本主義」を書かれた、NHK広島取材班の井上恭介氏をお迎えして、里山資本主義的に能登を考えるイベントでした。

          まず井上氏の冒頭の言葉「田舎には都会以外は何でもある」に納得です。
          能登の人達は能登のことを「なーんもない田舎」と言いますが、シンガポールで3年間暮らしてみて、能登がいかに豊かだったか身をもって感じることができました。
          シンガポールはアジアでも有数の都会ですし、日本のバブルの頃のような活気がありますが、3年も住んでいると飽きてきます。
          食べ物にしたって、中華・マレー料理・インド料理・日本料理・韓国料理・フレンチ・イタリアンなど何でもありおいしいのですが、能登では魚も野菜も山菜も採れたてのものを食べることができるので、能登の方が断然美味しいです。
           
          さらに井上氏の「最先端の技術で懐かしい未来を作る」という言葉にも共感しました。

          能登で聞き取り調査をすると、お年寄り達は自給自足の生活を送っていたことがわかります。
          今の生活に比べると大変だったそうですが、驚く程無駄無く自然の恵みを利用されていました。

          例えば、刈った雑草は牛のえさになり、牛で田畑を耕し、牛の糞は肥料になり、この肥料で作物を育てます。
          エネルギーに関しても、山から柴や薪を取ってきて、調理したり、暖をとったりしました。
          そして、灰は畑に播くなどして再利用されていました。
          このように外部の資源に頼ること無く、自然の循環の中で生きていらっしゃったのです。

          このような生活はすごーく手間がかかって大変です。
          しかし、自然に支えられているという安心感を得られます。
          また、食べ物は安心・安全でとっても美味しい。

          今後、このような昔の生活の良いところを引き継ぎながら、最先端の技術や知識をうまく使うことで、新しいライフスタイルを作ることこそが、懐かしい未来を作るということではないかと思います。
           
          そう考えると、能登には宝物がいっぱい埋もれています。
          これからも能登の宝物を発掘していきたいと思います。
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          のとのタネ

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            無事、里山里海マイスター卒業しました。ありがとうございます。
            課題のために食生活の聞き取り調査をしていたのですが、その際に畑の話で盛り上がり、しかもタネを採り継いでいらっしゃるとのことで、さらに盛り上がり・・・
            結局、タネまでいただいてしまいました。

            今のタネは、ほとんどがF1という雑種のタネになっていて、自分でタネをとろうと思っても採れなかったり、自分でタネを採っても次世代は形質がバラバラになったりします。

            でも、このように昔から採り継がれてきたタネは、その土地に合った性質のタネになります。
            ごぼう
            これはごぼうの実です。トゲトゲの中にタネが入っています。

            うど
            これはウドの苗。

            井面
            こちらは、黒ごま、オクラ、大根。
            おまけにマリーゴールド、ささげまで・・・

            貴重なタネを沢山いただきました。本当にありがとうございました。

            このタネを大切に育てていきたいと思います。
            そして、これからも「のとのタネ」が残っているところを探していきたいと思います。
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