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プロフィール

こんにちはDr.Kwanです。 日本では某大学病院で消化器内科医として診療してきましたが、2010年よりシンガポールにて内科医をしていました。2013年より日本に帰国し、能登で半医半農生活を始めました。 以前から栄養に興味があっていろいろ学んできましたが、普段の食事が健康にとても大事なこと、私たちの食習慣が知らない間に不健康なものになってきていることに気付きました。 これから、栄養について究め、どんな食事を摂るべきかについて皆様に伝えることで、少しでも多くの人を健康にすることができれば・・・と思っています。

@KNOT-MOT BBQ

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    7月20日は七尾の港まつりで花火大会があります。
    ウチの実家のベランダは、花火を間近でゆっくり見れる絶好のスポットです。
    そこで、@KNOT-MOT ゆかたで花火&BBQを開催しました。
    @KNOT-MOTは能登里山里海マイスター2期生をメインに作った集団です。
    KNOTには結び目という意味があります。もちろん能登とかけています。
    いろんな人・ものをつないで、もっと(MOT)能登を活性化させたいという意味を込めています。

    今回はOliginal Villageさんとあんがとう農園さんから、おいしい自然栽培野菜を仕入れました。
    肉は実家で用意してくれました。
    各自一品持ち寄りにしたら、能登ふぐ、小木のイカなどなどおいしいものがたくさん集まり、東京からの家族旅行のお客様、あんがとう農園の明星さんなども来られて、贅沢なBBQになりました。

    Oliginal Villageさんからは、アロイトマト、ステラミニトマト、ズッキーニ、真黒ナス、半白きゅうりなど
    あんがとう農園さんからは、ニンジン(黒田五寸かなぁ?)、イタリアンナス、じゃがいも(出島)、キャベツ、タマネギ、トマトにズッキーニなど・・・
    とにかく野菜がうますぎました。

    東京の子供たちが焼きナスにかぶりつき、生のニンジンを両手に持ってかぶりついてました。
    都会ではなかなか味わえないおいしさだもんね。
    BBQ

    夜中まで歌い、少し真面目な話もしながら、最終的に朝5時まで飲んだ濃いメンバー達と、今から「能登里山里海マイスター先進地視察」のため広島・愛媛に行ってきます。どうしてこんなに濃いメンバーが揃ったのかよくわかりませんが、恐ろしいことになりそうです。
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    エクオールと豆乳ヨーグルト

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      先日勤め先で、ある製薬会社が新しいサプリメントを作ったとかで勉強会が開催されました。

      エクオールという物質のサプリメントです。
      エクオールはイソフラボンより女性ホルモン作用が強いので、更年期症状の改善が期待されます。

      エクオールは大豆イソフラボンの一種であるダイゼインが腸内細菌の力で変換されてできます。
      つまり、エクオールは大豆を食べると腸内で作られます。
      しかし、腸内で作れる人と作れない人がおり、日本人では半分ぐらいの人はエクオールを作れないのだそうです。

      ですので、大豆を食べても更年期症状が良くなる人と、あまり良くならない人が出てくるのです。
      エクオールを作れる人は大豆を食べるだけで良いのですが、作れない人はエクオールを直接とる必要があります。
      それで、こんなサプリメントが作られた訳です。

      このサプリメントを作るにあたって、この製薬会社はエクオールを作る乳酸菌を同定しました。
      「ラクトコッカス20-92」という乳酸菌なのですが、すでに特許もとられてます。
      たしかにエクオールを作れない更年期障害の方には朗報かもしれません。

      しかし、もし「ラクトコッカス20-92」を種菌として販売してくれたら・・・
      自分でエクオール入り豆乳ヨーグルトを作ることができます。
       
      作り方はとっても簡単です。
      豆乳に「ラクトコッカス20-92」を入れて発酵させるだけです。

      一般的な豆乳ヨーグルトの作り方はネットで検索していただくと様々な作り方が出てますので、ご参照ください。

      うちでは、カスピ海ヨーグルトの種菌とお友達が作った自然栽培玄米の両方で豆乳ヨーグルトを作りました。
      どっちもちょっと蜂蜜を乗せて食べると最高に美味しいです。
      エクオールは入っていないと思いますが・・・
      豆乳ヨーグルトオススメです。是非お試しあれ。

      製薬会社の英断にちょっと期待しています。
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      岡本よりたかさんの家庭菜園セミナー

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        7月5日、ちょうど私の誕生日に、JAはくいにて「能登里山農業塾公開セミナー 耕道 第1回 邑知塾」が行なわれました。

        今回の講師は岡本よりたかさんです。
        岡本さんは東京の恵比寿で「空と麦と」というパン屋さんをされています。さらに原料の麦も自然栽培で育てていらっしゃって、自然栽培では有名な方です。

        農薬や肥料を売っているにもかかわらず、自然栽培の講演会をやってしまうJAはくいに拍手です。

        今回は、「岡本流おいしい野菜の育て方」という題で講演の後、家庭菜園セミナーと称してミニトマトの苗を実際にプランターに植えながら解説するというメニューです。

        講演は、初心者にもわかるように自然栽培の基本的なことを優しく解説されていました。
        しかし、地這いトマトのお話はとってもタメになりました。
        ウチの畑には、サンマルツァーノというイタリアのトマトを植えてあるのですが、地這いでやってみることにします。
        地這いにすると、茎の接地したところに根っこができるので、十分養分を吸い上げることができ、脇芽もとる必要がないそうです。プロの農家さんでは収穫が面倒になるのでやってられないかもしれませんが、家庭菜園ではそんなに大量に作る訳でもないし大丈夫です。

        私は家庭菜園にこそ自然栽培は最適だと思っています。
        プロの農家さんたちのように効率を求めなくてもいいので、自分のペースで取り組むことができますし、コストだってかかりません。
        固定種の種を植えれば、細く長く収穫できます。
        種を採ることで、命のつながりを感じることもできますし、種がその土地に適合していってくれます。
        そして、美味しくって安心な食べ物を手に入れることができます。

        食の問題は、食べ物がいのちではなく、商品になってしまったことが大きな原因の一つになっていると思います。

        ですから、多くの人達に食べ物がどのようにしてできているのかを考えてみていただきたい。
        そして、実際に何かを育ててみていただきたい。
        植物の生命力を、自然の厳しさと恵みの豊かさを、自分の肌で感じていただきたい。
        そして、食べ物のありがたみを感じていただきたい。

        そうすれば、今よりももっと元気に幸せに生きられるのではないかと思います。
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        大麦

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          田んぼ仕事が落ち着いたら、もう一枚田んぼを開墾しようと思っています。
          そして、そこには大麦を植えようと思っています。

          大麦には食物繊維がたくさん含まれており、その中でも水溶性食物繊維が多いんだそうです。
          先日の抗加齢医学会でも大妻女子大学の青江教授が大麦の話をされていました。

          水溶性食物繊維の大部分を占めるβ-グルカンは腸からの栄養素の吸収をゆっくりにすることで、食後高血糖や高コレステロール血症を改善させるとともに、大腸に到達したβ-グルカンはGLP-1という消化管ホルモンの分泌を促進させることによってインスリンの分泌を促進したり、グルカゴンというホルモンを抑制したり、膵臓のβ細胞(インスリンを出す細胞)を増やしたりするそうです。さらに、食欲も抑える効果もあるとか・・・
          もう一つ、セカンドミール効果と言って朝大麦を食べると、昼食にまで影響を及ぼしてくれるという効果もあるそうです。
          糖尿病の方、糖尿病の予防だけでなく、ダイエットや糖化を防ぐと言う意味でアンチエイジングにも良い食材なのではないかと思われます。

          で、興味が出てきてちょっと調べてみると・・・
          日本には弥生時代に入ってきて、奈良時代には広く栽培されていたそうです。
           
          さらに大麦には皮麦と裸麦があります。
          皮麦は皮を外すのがなかなか難しいそうです。裸麦は比較的簡単に皮が外れて玄麦にできるようです。

          裸麦は押麦にしてご飯と一緒にたいたり、押麦ができる以前には「えまし麦」(あらかじめ茹でて水に漬けておく)や「挽割麦」(臼で荒く挽き割ったもの)としてかなり食べられていたみたいです。
          作付面積も、大正時代初期には70万haあったのですが、最近は4000ha程度まで減っているそうです。

          今年は、自分の家族が食べる分のお米は穫れそうな気がしますので、次は裸麦作りに挑戦してみたいと思います。
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