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こんにちはDr.Kwanです。 日本では某大学病院で消化器内科医として診療してきましたが、2010年よりシンガポールにて内科医をしていました。2013年より日本に帰国し、能登で半医半農生活を始めました。 以前から栄養に興味があっていろいろ学んできましたが、普段の食事が健康にとても大事なこと、私たちの食習慣が知らない間に不健康なものになってきていることに気付きました。 これから、栄養について究め、どんな食事を摂るべきかについて皆様に伝えることで、少しでも多くの人を健康にすることができれば・・・と思っています。

味噌造り

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    先週末は、珠洲の在来種「大浜大豆」で味噌造りをしてきました。

    会場は能登里山里海マイスターの同級生 長ちんのお宅です。
    材料は「大浜大豆」、長ちんが汲んできてくれた「藤瀬の霊水」、マルカワ味噌さんの自然栽培玄米糀、能登しお。
    まずは、塩切り糀を作ります。
    塩&糀
    塩と糀を適量はかって混ぜます。
    塩きり糀
    これで、塩切り糀の出来上がり!!

    そして、蒸し上がった豆をミンサーでつぶしていきます。
    みんさー
    なんか楽しー。
    味噌種作り
    そして、豆の中に塩切り糀を混ぜて、蒸し汁を加えながら、いい固さになるように調整して・・・
    味噌玉作り
    味噌玉を作って・・・
    味噌玉投げ入れ
    桶の中に味噌玉を投げつけていきます。
    子供も大はしゃぎです。

    これから、家の中で熟成させます。美味しくなりますように!!

    **********************************************
    <お知らせ>
    3月16日(日)里山里海マイスターの仲間たちと一緒に
    「のとのたね」ワークショップ〜守り継ごう、能登のお宝在来種〜を開催します。
    講師として「タネが危ない 」の著者、野口勲さん、
    パネルディスカッションには大浜大豆生産者の二三味義春さん、
    ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか? 」の高野誠鮮さん
    などなどとても濃い会になりそうな予感がプンプンします。
    この機会に種の大切さについて一緒に考えてみませんか?
     
    詳細は下のパンフレットをご参照ください。
    のとのたね
    **********************************************
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    たべられる海藻をみわけよう

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      先日、のと海洋ふれあいセンターの「たべられる海藻をみわけよう」というイベントに参加してきました。

      能登の海には海藻がたくさんあります。
      山菜のように、人の手を借りなくても自然の中で育った海藻。
      キノコのように毒もなくて安全で、今の食生活で不足しがちなビタミンやミネラルや食物繊維などが豊富。
      海藻すばらしい!!

      しかし、海藻を採る人達も高齢化しており、採取量は減ってきているそうです。
      なんて、もったいないことでしょう。

      「海藻についてもっといろいろ勉強しないと」と思ってはみたものの、素人には海に行ってもどれが食べられるのかよくわからない・・・
      そんな状況で、うってつけのイベントを発見してしまったのです。

      という訳で、このイベントに参加することになりました。
      当日、少し遅れて着いたのですが、みんなすでに海岸に出ています。

      海洋ふれあいセンター前の海です。
      海洋ふれあいセンター
      前日風が強かったのに、当日はいい天気です。
      前日のシケで海藻がたくさん打ち上げられていることでしょう。海藻のお勉強には最高の天候です。

      海岸に行くと、先生がアカモクについて説明していました。
      アカモクはフコイダンが多く含まれているそうで、体にいいと最近注目されている海藻です。
      アカモク
      長くなると10mにもなるそうです。
      アカモク雄雌
      アカモクには雄株と雌株があります。
      左の図太いのが雌株、細いのが雄株だそうです。
      雄株から精子が出て、雌株の卵に受精し、受精卵は成熟すると雌株から離れて、岩などに着床し、また次の年に水温が下がると大きく成長するらしいです。
      食べてみると、ヌルヌル、シャクシャクしてとっても美味しいです。

      ウスバアオノリウスバアオノリ
      次の場所にはウスバアオノリ(あおさ)が生えてました。
      これも、生で食べるとおいしい。
      能登では乾燥したものが売られていて味噌汁に入れたりして食べるのですが、やっぱり生の方がうまいです。

      岩のり
      さらには、岩のりまでありました。
      岩のりはもう時期が過ぎていて、小さいものしかありませんでしたが、食べるとちゃんと岩のりの味がしてメチャメチャ美味しい。珠洲の岩のりには活性型のVit.B12が豊富に含まれていて、Veganの方にもオススメの食材です。

      海藻たち
      他にもカジメやワカメなど定番の海藻から、ミルとかワツナギソウとかベニスナゴとかあまり馴染みの無いものまで様々な種類の海藻を採ることができました。

      先生のお話では、食べられないものはあまりなく、美味しいか美味しくないかという問題なのだそうです。
      海藻には毒のあるものはほとんどないそうですが、海藻に他の生物が着いていたり、ちょっと腐ったりしていることがあるので注意が必要とのことでした。
      腐ったり、他の生物がいないかどうかに気をつければ、とりあえず食べてみてもOKということ?
      これは、すごいことだ!!

      そして、〆に採ってきた海藻でお味噌汁です。
      味噌汁
      味噌汁にしてもアカモクは美味しいです。それに、ベニスナゴも柔らかくて美味しい。

      でも、カジメはかなり渋かったです・・・

      海藻はとっても奥が深いです。
      これから、もっともっと海藻を食べて健康になれるようにいろいろ学んでいきたいと思います。
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      フローシンポジウム

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        先週末東京で開催されたFlow the worldというシンポジウムに出席してきました。
        東京が大雪で予約していた飛行機が欠航・・・
        しかたなく、はくたか&上越新幹線で向かいましたが、高崎で雪のためポイント故障・・・結局3時間遅れで、東京駅についたのは23時過ぎでした。
        ホテルも予約せずに行ったのですが、JRのご厚意で新幹線の待合室で寝かせていただきました。
        暖房は入ってるし、ベンチで横になれるし、十分です。爆睡できました。
        特急料金も返金だったし、宿泊代もいらなかったし、夜行バス並みのコストパフォーマンスでした。
        なんか、ラッキー?

        フロー理論とは、チクセントミハイ博士が提言した概念で、フロー状態とは高いレベルで集中し、楽しさ、満足感、状況のコントロール感、自尊意識の高まりなどを経験する状態とflow instituteのHPには出ています。
        つまり、我を忘れて好きなことに没頭している状態です。
        スポーツではzoneとか言われています。

        今回のシンポジウムでは、様々な分野の先生がフロー状態をテーマにプレゼンされました。
        途中トラブルでスライドが使えなくなるトラブルもありましたが、このトラブルを生かしてしまう、まさにフローなプレゼンには感動しました。

        そして、今回のシンポジウムで面白かったのが、堀先生と天外先生のプレゼンです。

        堀先生は「子供の村学園」の校長先生です。
        子供の村学園は、イギリスの教育家ニールが設立した、「世界で一番自由な学校」と呼ばれるサマーヒル自由学校をモデルとして作られた学校です。
        日本にこんな学校があるなんて!!シンガポールから帰国する時に知っていたら、子供たちを入れてたかもしれません。
        そして、ニイルは「子どもの心に<自分が好き>という感情を取りもどすことが、まずは大事」だと言ったそうです。
        これは、子供たちだけじゃなくて大人にも、そして患者さんにも同じことが言えるのではないかと思います。

        天外先生は元ソニーの専務でCDの開発にも携わっていたとか・・・
        フロイトは本能的な欲望を抑える為に理性が必要と説いたが、ユングはさらにその深層に天使の萌芽があると説いたと、そして堀先生の目指したニイルもユングと同じ考えで行動している。というお話はとっても面白かった。
        さらに、頭でっかちになっちゃう人のことを「大脳皮質シンドローム」という病名?をつけていらっしゃったのですが、これは自然酒造りをされていた寺田本家の先代、寺田啓佐氏がおっしゃっていたことと似ています。
        今回は医療とはあんまり関連のない分野かと思っていましたが、いろんなつながりがあってとっても面白かったです。
        今度チクセントミハイやニイルの本も読んでみよう。
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        「しら井」訪問

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          今週の火曜日の午後に海藻について教えを請いに、七尾の老舗昆布屋さん「しら井」の女将さんを訪ねてきました。
          しら井

          白井さんは海藻を愛していらっしゃるのが伝わってきます。
          とっても楽しそうに海藻についてお話ししていただきました。

          わかめも三陸のわかめと能登のわかめではDNAがちょっと違うというお話から、海藻の光合成で地上の酸素の半分以上がまかなわれてるというお話、昆布も浜によって微妙に形がちがうとか、先代が昆布を仕入れに行く時のお話、海藻押し葉のお話、もづくの名前の由来、女将さんがイタリアに行った時のお話などなどたくさんお話していただきました。

          そして2階のギャラリーを見せていただきました。
          ここには海藻押し葉が展示されています。
          能登9食能登の海藻9種類
          海藻押し葉こちらは単品で額に入っていますがとってもきれいです。
          NOTO海藻押し葉で様々な作品が作れます。
          きれいでしょう?
          お店が開いている時は誰でも入れますので、七尾にお立ち寄りの際には是非見に行ってください。

          きっとウチの子供たちは海藻押し葉をするのが大好きです。是非白井さんに教えていただいて、子供と一緒にやってみたいと思います。

          気付けばあっという間に3時間も経っていました。楽しかった。

          私は栄養の面から海藻に注目し、勉強しようと思ったのですが、海藻はとっても奥が深くて興味深いです。

          今度2月16日には、のと海洋ふれあいセンターで行なわれる「たべられる海藻をみわけよう」というイベントに参加するのですが、ますます楽しみになってきました。
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