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プロフィール

こんにちはDr.Kwanです。 日本では某大学病院で消化器内科医として診療してきましたが、2010年よりシンガポールにて内科医をしていました。2013年より日本に帰国し、能登で半医半農生活を始めました。 以前から栄養に興味があっていろいろ学んできましたが、普段の食事が健康にとても大事なこと、私たちの食習慣が知らない間に不健康なものになってきていることに気付きました。 これから、栄養について究め、どんな食事を摂るべきかについて皆様に伝えることで、少しでも多くの人を健康にすることができれば・・・と思っています。

今年もありがとうございました。

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    今年も一年いろいろなことがありました。

    シンガポールから日本に帰国し、畑を借りて半医半農の生活を始めました。
    そこそこ収穫もできましたが、まだまだ土ができているとは言えない状態です。
    ウチの畑は水はけが悪いのです。
    粘土層の上に30〜50cmくらい、腐葉土が乗っかっているような感じです。
    ですので、雨が降ると水がたまってきます。
    水がたまると土壌のミネラル分が水に溶け出してしまい、一緒に流れてしまっているのではないかと思います。
    これから、溝を掘ったり、根の深い植物を植えてみたいと思います。
    ちゃんと土ができるまでには何年かかかりそうです。

    さらに、いろんなところに顔を出しました。
    自然栽培をされている愛知のめぐみ農場や、「よみがえりのレシピ」という映画の関係で山形にも行きました。
    「降りてゆく生き方健康塾」や「森・土・海は食のゆりかご命のゆりかご」といったイベントから多くのことを学びました。
    九州で食育の活動されている方々にもお会いできましたし、恒志会という歯科医師の会のフォーラムにも参加しました。
    奈良の梁瀬義亮先生の資料室まで日帰りで行きました。
    キレーションセミナーに出席し、ダライ・ラマ法王の講演会にも顔を出してきました。
    日本でも初の講演を行うこともできました。
    そして、無謀にも能登里山里海マイスター養成プログラムに参加しました。
    面白い人達がたくさん参加していて、仲間と一緒に多くのことが学べる場です。
    今年は我ながら医者らしくない活動が盛りだくさんでした。
    この経験を土台にして、変な医者を目指して頑張りたいと思います。
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    かぶら寿司づくり

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      先週末に、能登里山里海マイスターの仲間たちと一緒にかぶら寿司を作りました。
      まず、漬け込む2週間程前に鰤を仕込みます。
      ガンド 塩ガンド
      仲間が能登島の漁港で仕入れてきてくれた鰤を塩に漬け込みます。

      そして、余った分はその日集まった人達で楽しくいただきました。

      そして、3日前からはカブの仕込みです。
      カブ仕込み
      実はカブにはこだわろうと思って、昔からかぶら寿司に使われていた固定種の金沢青カブを育てていたのですが、残念ながらあまり大きくならず、一口サイズの小蕪になってしまいました。残念!!写真の小さな緑色の濃いカブが金沢青カブです。
      そこで、スギヨファームさんのカブを仕入れて挑戦です。
      来年は大きく育ちますように。
      カブは梅干しを作る時のように塩に漬けて重しをしておくと、水が出てきて3日後には水でヒタヒタになります。

      そして、漬け込み本番。
      準備しておいた鰤とカブ。
      仲間が自然栽培で作ってくれたお米で仕込んだ甘酒。
      ウチの畑の人参。お知り合いからいただいた自然栽培ゆず。
      人参 ゆず 仕込み準備
      これらの材料を仕込んでいきます。
      カブに鰤をはさみ、壷の底にしいたら、甘酒をまぶし、人参・ゆずを入れます。
      これを繰り返し、漬け込んでいきます。
      仕込み後
      1週間から2週間ぐらいで食べごろになるそうです。
      私は発酵が進んでちょっと酸っぱくなったぐらいが好きです。

      そして、漬け込んだ後は第一回忘年会です。
      宴会
      かなり盛り上がって楽しかったです。

      そろそろ食べごろになってくるかなぁ。こりゃかぶら寿司食べながら第2回忘年会しなきゃいけないんじゃないでしょうか??
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      日本初講演

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        先月、ドクターの小さな研究会に講師として呼んでいただきました。
        日本に帰国してからは、人前でお話することもあまりなかったので、ちょっと緊張しました。
        お題は「微量栄養素欠乏」です。

        この頃は多忙だったので、シンガポール時代に一般向けにお話していた内容に、帰国後に学んだ内容をミックスし、ドクター向けに内容をちょっと改変してスライドを作りました。
        シンガポールの医療について少しだけお話しした後、食事の役割・身体の原料・食の問題点・栄養状態のタイプ分けについてお話しして、最後にシンガポールで経験した症例を提示しました。

        医師にとってあまり馴染みのない内容だったので、ちゃんと伝わるかどうかちょっと心配だったのですが・・・
        意外と好評で、ホッとしました。

        やっぱり医師も栄養について興味はあるんですね。
        でも、私が通ってた医学部には栄養学という講座はなかったし、今でも栄養学の講座がある大学はあまり多くないのではないかと思います。
        しかも、一般的な栄養学が医療の現場で役に立つか?と言われると少し疑問だと思います。
        医師は、実践的な栄養の情報になかなか触れられないので、どうすれば良いのかわからないのだと思います。

        今回の講演が、食事についてどう考えれば良いのか、栄養をどのように評価すれば良いのかの指針として少しでも役に立てれば幸いです。
        そして、患者さんを栄養の面からも評価する目を持つことで、医師が患者さんの生活をより豊かなものにできるようになったら最高です。
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        キレーション治療セミナー

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          先日、第9回キレーション治療セミナーに出席しました。
          キレーションセミナー
          キレーション治療というのは、有害なミネラルの排出を促す治療です。
          日本でも鉛中毒などで使われています。

          今の社会で生きてゆく限り、有害物質というのは避けて通れない問題だと思います。
          しかし、意外と有害物質の影響を評価する方法や有害物質を排出させる方法は多くありません。

          そんな中、有害ミネラルにはキレーションという方法がある。
          これって、セシウムなどの内部被爆にも使えるのでは?
          これは習いに行かなければ・・・
          という訳で、東京まで行ってきました。

          もう一つキレーションで凄いのが、Na2-EDTAという薬剤は動脈硬化を改善させる作用があるらしいということです。

          今年、The Journal of the American Medical Association (JAMA)という医学雑誌に、TACT Studyというキレーション治療が有効かどうかを検証した二重盲検試験の結果が発表されました。
          http://jama.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=1672238
          1708人の心筋梗塞をしたことがある患者さんに対して、キレーションと生理食塩水を点滴して比較したところ、
          キレーション治療を行った方が、優位に血管イベントの再発が少なく、特に糖尿病患者ではかなり有効という結果が出ています。

          キレーション治療によって、心臓のバイパス手術を回避できた症例もあるようです。
          これは、凄いことだと思います。

          そして、このセミナーの中でもう一つ面白かったのが、太田成男教授の水素についての講義です。
          水素には、活性酸素を除去する働きがあります。
          しかし、他の抗酸化物質と違うところは、
          ①細胞膜も拡散にて通過することができる。つまり細胞の隅々まで到達するということ。
          ②身体にとって有害性の高いヒドロキシラジカルは積極的に還元するが、生理活性物質にもなるスーパーオキシドや過酸化水素、NOなどとはあまり反応しないこと。
          ③水素は酸化されると水になるので、無害のまま活性酸素を除去できる。
          ④過剰に摂っても、すぐに身体から出て行ってしまう。
          などという優れた特徴を持っています。

          様々な臨床試験が行われていて、良い結果が出ているようです。

          水素の入浴剤をいただいてきたのですが、ぬるめのお湯に水素の入浴剤を入れて20分程つかっていると、サウナみたいに汗が出てきて、ポカポカしてきます。
          普通にパジャマを着て寝ようと思ったら、暑くて布団を蹴っ飛ばしてました・・・
          なんか体感的にも効いてそうだ。

          その他の講義も内容が濃くて面白かったです。
          これからは、身体の内部の代謝ももっと勉強しなくちゃなぁ。
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