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プロフィール

こんにちはDr.Kwanです。 日本では某大学病院で消化器内科医として診療してきましたが、2010年よりシンガポールにて内科医をしていました。2013年より日本に帰国し、能登で半医半農生活を始めました。 以前から栄養に興味があっていろいろ学んできましたが、普段の食事が健康にとても大事なこと、私たちの食習慣が知らない間に不健康なものになってきていることに気付きました。 これから、栄養について究め、どんな食事を摂るべきかについて皆様に伝えることで、少しでも多くの人を健康にすることができれば・・・と思っています。

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    今、畑を作っています。
    草むらの草を刈り、大きな根っこをおこしながら、荒く耕しているところです。

    土の中にはいろいろな生物がいます。
    いろんな植物の根っこが出てきますし、枯れ木にはカビの仲間のような白いものがついていたり、キノコが生えていたりします。

    動物も目に見えるものだけでも、ミミズ、クモ、蟻、ダンゴムシ、ヤスデ、毛虫、何かの幼虫・・・
    目に見えないダニやトビムシ、もっと小さな微生物たちも含めると、どれだけの生物がそこに住んでいることでしょう。

    都会に住んでいると、土と接することもあまりないので、実感はできないかもしれませんが、土は確実に私たちの体の材料の一つになっています。

    多くの生物の体の材料となり、生きる場を提供し、そしてその亡骸をまた分解して新しい命を生み出していく。
    考えてみるととっても不思議です。

    土って身近な存在ですが、意外と知らないことだらけです。

    人間の体の材料にもなっている以上、医師として、もっと深く土について知る必要がある様な気がします。

    土についてもっと深く勉強してみようと思います。
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      畑予定地の草刈りを終了しました。
      刈り終わった草を集めてみると・・・
      とんでもない量です。
      よくこの面積にこんなに生えてたなぁと思います。

      草は太陽の光を無駄にしないようにびっしり生えていて、光合成によって太陽の光エネルギーを化学エネルギーに変換し、そのエネルギーを使って、自分が生きるために必要な物質を自分で合成していきます。

      ちなみに、人間は太陽の光エネルギーを直接使うことはできません。
      日光浴でお腹いっぱいになってくれれば、飢餓も無くなると思うのですが、残念ながらそんな人はいません。

      植物などの光合成生物が太陽の光エネルギーを変換してくれてはじめて、私たち人間はエネルギーを使うことができるのです。

      科学が発展して、人間は生物界の頂点に立ったかの様な錯覚に陥りがちですが、実際は自分の力だけで生きることはできないのです。

      という訳で、草を刈りまくった後で言うのもなんですが・・・
      植物に対する感謝の念を忘れないようにしようと思いました。
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      土地を借りました。

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        畑用の土地を貸していただきました。
        親戚の土地で、使っていないのでタダで使わせていただくことになりました。
        ホントにありがたいことです。

        何年も放置されていた土地なので、かなり草が生い茂っています。
        でも、土はとても柔らかくて、30センチぐらいの杭を手でズブズブと押し込むことができます。

        先日少しばかり草刈りをしてきました。

        草刈り機もあるのですが、何となく手で刈りたかったので、がんばって鎌で刈ってみましたが、案の定、筋肉痛に襲われています。

        でも、自分の手で刈った方がきれいになるし、ゆっくり土地を観察することができます。

        草を刈っていると、いろんな種類の草が生えています。
        そして土の上にたくさんの葉っぱが積もっていて、どこからが枯れ葉でどこからが土なのかわからないような状態になってます。

        そして、様々な動物もみることができます。
        ウグイスが鳴いていたり、かえるが草の上で休んでいたり、毛虫が丸まっていたり・・・
        挙げ句の果てには、マムシにも出会いました。

        草を刈るだけでも、この素晴らしい環境を自分が破壊しているような気分になって、ちょっと後ろめたい気分になります。

        最後に、カーマで買った安い温度計とpH&水分測定器を使ってみました。
        地温19℃、pH6.3くらい、moist 4。
        この結果は、いいんだろうか??

        これから、畑の環境が少しでも良くなるように色々学んでいきたいと思います。
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        発芽玄米炊飯器

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          今回、ちょっと奮発して発芽玄米炊飯器「なでしこ健康生活」を買ってしまいました。
          なでしこ健康生活

          シンガポールは暑かったので水につけて一晩放置しておけば勝手に発芽してくれました。
          でも、日本は寒いのでそんな訳にもいきません。

          発芽玄米は、買うと高いし・・・

          炊飯器は¥54,800 とちょっと高いのですが、手間や毎回発芽玄米を買うことを考えると、安いんじゃないか?と思って買ってしまいました。

          寝る前に玄米とお水を入れて、スイッチを押せば、朝おいしい発芽玄米が炊きあがっています。
          どうやって4〜6時間で発芽させるんだろう???
          ものすごく簡単なのですが、もちもち&プチプチのおいしい発芽玄米が炊けます。
          炊きあがり

          子供が発芽玄米を食べるかどうかちょっと心配だったのですが、全く抵抗なく「おいしい」と言いながら食べてました。

          一日保温した後でも、白米のように固くなったりせず、おいしく食べられます。
          ちょっと余った分をおにぎりにして、醤油糀につけて食べると、これがまた最高においしいです。

          すっかりこの炊飯器が気に入ってしまいました。

          これで、毎日発芽玄米が食べられます。

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          調理の手間

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            昔に比べると、今は調理の手間がかからなくなりました。
            冷凍食品もあれば、インスタント食品もありますし、お惣菜やおにぎりやサンドイッチなど便利な食品が沢山あります。

            特に料理をしなくても、おいしいものを食べることができます。
            いつでも、どこでも、好きなだけ食べられる豊かな世の中になりました。

            しかし、便利になった分、その代償もあります。
            栄養が少なくなっていたり、様々な添加物が加えられていたり・・・
            その結果、体調を崩したり、自分の力を十分発揮できなくなってしまったりします。

            以前はお母さんが家族の食事に責任を持って作ってくれていました。
            最近では共稼ぎの過程が多くなり、食事に手間をかけられない家庭が多くなっているのかもしれません。

            でも、家族のために愛情と手間をかけて食事を作り、健康を守っていくという役割はとても大切だと思いますし、誇りを持てる役割だと思います。

            家族の中でこの役割をどうするべきか、もう一度考えてみても良いのではないでしょうか?
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            在来作物

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              先日、映画「よみがえりのレシピ」を家族みんなで見てきました。
              この映画は、山形の在来作物についてのドキュメンタリー映画でした。

              在来作物とは、栽培者自信が種を取り、何代にもわたって受け継がれてきた、その地域に合った作物です。

              「そんなの当たり前なんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、今では農家の方が自分で種を取ることは稀になってしまいました。
              F1種という雑種がほとんどで、農家は毎年種苗屋さんから種や苗を買うのが普通になっているのです。

              なぜ、F1種が多くなっているかというと、F1種は雑種強勢が働いて生命力が強くなること、さらに遺伝的に優勢の特徴が出るため、形も揃い、収穫の時期も揃い、農家や流通の方々が管理しやすいのです。

              しかし、この雑種は管理しやすいように作り出されたものです。
              身体にいいとか美味しくするというような食べる人の立場で生まれたものではありません。

              また、大きな種苗業者が種をコントロールできる状況が生まれてしまうことも問題です。

              そんな訳で、昔から受け継がれてきた在来作物が注目を集めている訳です。

              石川県にも在来作物が沢山あります。
              能登には、中島菜や沢野ごぼうや金糸瓜など、面白い野菜がたくさんあります。
              http://www.is-ja.jp/wakaba/notu/

              金沢にも、京野菜に次ぐブランドになっている加賀野菜があります。
              http://www.kanazawa-kagayasai.com/

              きっと、日本全国に素敵な在来作物が沢山あると思います。
              皆様の地元に在来作物があったら、是非教えてください。
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              蕗味噌もどき

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                先日、ふきがたくさん生えているところがあって、チョット採ってきました。

                大きなふきで、娘はトトロのマネで、ふきを傘にして記念撮影してました。

                妻が伽羅蕗を作ってくれたのですが、少し余ったので、お味噌と混ぜてみました。
                蕗味噌は普通ふきのとうで作るとおもうのですが、ふきでやってみようという訳です。

                柔らかく煮たふきを潰して、お味噌を合わせて、少し水を足し(酒がなかった…)、じろ飴を加えて軽く熱しながら混ぜ合わせて出来上がりです。

                シンプルだけど、ふきの香りはしっかり感じられて、とても美味しい。

                早速うどの苦みの少ない根っこの方に、この味噌をつけて食べてみると…

                まんで、うまい?

                意外なことに、子供達も食べてます。

                タケノコや、かぶにつけても美味しいし、ごはんにのせても美味しいし、すっかり気に入ってしまいました。

                ふきが生えている限り、また作ります。
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                山伏

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                  鶴岡には、出羽三山(羽黒山、湯殿山、月山)があり、山伏がたくさんいらっしゃいます。
                  私は「よみがえりのレシピ」の監督が「緑の山伏」というイベントにパネラーとして出演されていた御縁で、このイベントに参加させて頂きました。

                  さらにイベント終了後に2次会まで参加させていただきました。
                  ここでは、山伏や山伏に興味を持っていらっしゃる方と一緒にお話することができました。

                  山伏というと、法螺貝を吹いたり、滝に打たれたり、といったイメージしかなかったのですが、とても興味深いのです。

                  山伏は山の中で、自然に畏敬の念を持ち、いかに自然に関わるのか、いかに自然の中で生きるのかについて極めることで、生きるということを見つめ直している人達のような気がします。

                  前回の記事でも書きましたが、人間は自然の循環・流れの中で生きています。
                  要するに、自然に支えてもらわないと生きてはいけない訳ですが、自然は常に人間に優しく接してくれる訳ではありません。

                  もし、私たちが自然の支えを受けられなくなってしまう様な生き方をしてしまっていることが、様々な問題の原因だとするならば、山伏はその問題を解決するための生き方の手本を示してくれている大切な存在のような気がするのです。

                  山伏は鶴岡の人達の心の拠りどころというかベースになっていて、若い方々もたくさん山伏になっていました。
                  そして、こういう拠りどころがあるからこそ、多くの在来野菜が受け継がれ、「よみがえりのレシピ」が誕生したのではないかと思いました。

                  能登にとって、山伏にあたるものってなんなんだろう?
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                  よみがえりのレシピ

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                    今回鶴岡に行った目的は,「よみがえりのレシピ」(http://y-recipe.net/)のシンガポール上映の準備のためでした.

                     

                    私自身は,まだ「よみがえりのレシピ」を見ていません.

                    ですが,この映画は在来野菜にスポットを当てることによって,お金や効率性を基準にして生きることで見失ってしまった大切なものをよみがえらせようという,深いテーマを内在した映画なのではないかと思っています.

                     

                    これは,シンガポールで行ってきた食育のメインのテーマでもあります.

                    私たちは自然の循環・流れの中で生きているのに,経済や効率性を重視すると,それが見えなくなってしまい,循環を断ち切ったり,流れを汚したりすることを平気でやってしまいます.

                     

                    これは,食だけに限ったものではなく,様々な問題に共通のテーマだと思います.

                     

                    そして,循環がうまくいかなくなってくると,私たちは行き詰まってしまうのです.

                     

                    この映画は,まだ自然の循環が本来の形で残っている在来野菜にスポットを当てることで,この循環の大切さを再認識させてくれるのだと思います.

                     

                    そして,この映画がこれだけ受け入れられているということは,多くの方が行き詰まりを感じていらっしゃるということだと思います.

                     

                    この映画を通して,多くの人が私たちを支えてくれている本当に大切なものに気付き,新しい価値観を作るきっかけになるのではないか?と考え,わくわくしています.

                     

                    金沢では511日から香林坊109のシネモンド(http://cine-monde.jimdo.com/)で上映されます.

                    実際に見るのが楽しみです.家族みんなで見に行こうっと.

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