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プロフィール
こんにちはDr.Kwanです。
日本では某大学病院で消化器内科医として診療してきましたが、2010年よりシンガポールにて内科医をしていました。2013年より日本に帰国し、能登で半医半農生活を始めました。
以前から栄養に興味があっていろいろ学んできましたが、普段の食事が健康にとても大事なこと、私たちの食習慣が知らない間に不健康なものになってきていることに気付きました。
これから、栄養について究め、どんな食事を摂るべきかについて皆様に伝えることで、少しでも多くの人を健康にすることができれば・・・と思っています。
Orthomolecular Nutrition
昨日と今日の二日間、日本でセミナーに出席してました。
かなりマニアックな内容のセミナーだったのですが、面白かったです。
でも、井出先生の「分子生物学講義中継」を始め、僕もマニアックな本をいっぱい読んでるので、理解できないようなところはなかったです。
最近ブログでは、哲学的なことや食の問題について書くことが多いです。なぜなら、体についてマニアックなことを書いても、面白くないだろうから・・・
しかし、私は医師なので、私達はどのようにして生きているのかを栄養の面からも、きちんと学ぶ必要があると思っています。
今回のセミナーでは、かなりみっちり学んできました。
さっそく、明後日から生かせるといいなぁ。
それと、昨日の夜には懇親会があったのですが、楽しい出会いもありました。気の合う先生と意気投合して飲み過ぎてしまった・・・
この先生とは帰国後に漢方の先生に紹介してもらえるようにお願いしてしまいました。
とにかく、とても充実した帰国でした。
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いい食材とは?
最近外食の機会が多くなってきました。
我々庶民が行くような外食店は安い材料をどれだけおいしくするかが勝負です。
おいしく見せたり、安く仕上げる為に、いろいろ余計なことをしていたり、余計なものが入っていたりするんだろうなぁ。
まぁ、高級店に行けば、良い素材を美しくおいしくして出してくれるのでしょうけど・・・
でも、食材自体がとてもおいしければ、きっと余計なことはしなくてもいいはずです。
本当にいい食材を、余計なことをしないで、おいしく食べる。
これこそが理想だと思います。
しかし、今の時代は「本当にいい食材」を手に入れることが難しい・・・
我々の食材はほとんどが他の生物です。
ですので、より健康に育った食材がきっといい食材になるのだと思います。
しかし、私達の食材で健康に育ったといえるものは本当に少なくなっています。
途中で、人間が余計なことをしているからです。
遺伝子組み換え、F1種、薬剤、肥料、精製、食品添加物などなど、いろいろな問題があります。
これらの問題を全てクリアしている食材を探すだけでも一苦労です。
いい食材を簡単に手に入れられる社会になればいいですね。
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胡麻豆腐
最近、精進料理に興味があって、夏休みに帰国した時に、普茶料理という中国から隠元禅師が伝えた黄檗宗の精進料理をいただいてきました。
本当は、地元の能登にある総持寺の精進料理も食べにいこうと思っていたのですが、食べれませんでした。
さらに、帰国時に精進料理の本を何冊か買ってきたので、先週胡麻豆腐作りに挑戦してみました。
胡麻豆腐作りは思ったよりも単純です。
胡麻を炒って、擂って、ダシと合わせて、濾して、葛と混ぜて、熱して、型に流して、冷やして出来上がりです。
特に難しい作業や特別な技が必要な訳ではないのですが、単純な作業をきっちりやらなければならないので、ごまかしが効きません。
胡麻を炒る時も、ひたすら鍋を振りながら、炒ります。
胡麻を擂る時も、ひたすら油が出てくるくらいまで擂ります。
ウチのすり鉢は小さいので、何回か繰り返さなければなりません。
これらの作業をするのは、瞑想や座禅に似ているような気がするのですが、私はすぐに心が乱れてしまいます。
鍋を振っている間に、胡麻を擂っている間に、余計なことを色々考えてしまいます。
典座教訓を思い出しながら擂れば、心も落ち着くかなぁ。
なんて考えていると、典座教訓から一人マジカルバナナしてしまっていたりしてね。
しかも、葛が少なすぎて、軟らかい胡麻豆腐になってしまいました。でも、味は美味しい。
まだまだ修行が足りないようなので、再修行します。
でも、今までは胡麻豆腐なんて難しくてできないと思い込んでいたのですが、やってみると意外とできますし、何より楽しい。
実際にやってみることが大切ですね。
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アーユルヴェーダ
夏休みに日本に帰国した際に、アーユルヴェーダの本を仕入れてきました。
最近になって読み始めたのですが、思っていたよりも面白いです。
まず、ちょっと中医学にも似ているところがあると思います。
中医学は、陰陽五行説がベースになってます。
アーユルヴェーダでは、陰陽に当たるのが3つのドーシャというもののようです。
3つのドーシャのバランスが大切らしいです。
3つのドーシャはヴァーユ(ヴァータ)、ピッタ、カパと呼ばれていて、私はピッタとカパが優勢で、ヴァータが少ないみたいです。
このように、アーユルヴェーダでは体質をみて、体質に合った治療をしていくみたいですね。
さらに、五行にあたるのがマハーブータ。
地・水・火・風・空の五つから成っている様です。
このように、アーユルヴェーダと中医学は少し似たところがあるような気がします。
きっと、同じものを違う見方で説明しようとしているんだろうなぁという気がしてきました。
まだ全然アーユルヴェーダのことわかってませんが・・・
そして、アーユルヴェーダの諺に「食物が適切でなければ、薬はいらない。食物が適切であれば薬は要らない。」というものがあるそうです。
食べ物が適切でなければ、薬を飲んでも無駄だ。適切な食事を摂れば、病気は治ってしまうので薬は要らない。
ということだと思われます。
全くもって、納得です。
かなり面白そうなので、シンガポールにいるうちに何冊かアーユルヴェーダの本を読んでみたいと思います。
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日本人中学校開校記念式典講演会
今日は、シンガポール日本人中学校の開校記念式典で毎年行われている講演会の講師として、中学校に招待されました。
7月に依頼を受けたのですが、1ヶ月間中学生の皆さんにどんなお話をすればいいのか悩みました。
校長先生からは、健康についてメインに話してほしいといわれていたのですが、いろいろ悩んだ末、食べ物のお話、羽咋の自然栽培をしている方々にお会いしたときのお話、死と生についてお話させていただきました。
中学生に「死と生」とかお話しても、重すぎるかなぁとも思ったのですが、今の子達は人間の死に接する機会があまりにも少ないまま成長している気がするので、あえてこのお話をすることにしました。校長先生ごめんなさい。
考えてみれば、医師というのは患者さんの死に向き合わなければならない職業な訳で、私が今一番中学生の皆さんに伝えるべきことは、これだ!!と、思ったものですから・・・
朝9時前に、中学校に到着したのですが、学校の雰囲気に懐かしさを覚えながらも、徐々に緊張してきました。
全校生徒450人くらいと先生方など総勢500人弱もの人がいるそうです。
普段大勢の人の前でお話しさせていただく機会があまりないので、やっぱり緊張しますね。
でも、「皆さん、おはようございます」といって始めた時に、「おはようございます」と返って来た時には、ちょっと感動しました。素直ないい中学生達です。
冷房のない体育館で一時間位話を聞いてくれた中学生達に感謝です。少しでも彼らの心に響いているといいなぁ。
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