病気と栄養
いきなりですが、医学部には栄養学講座がありません。
生化学や生理学で少し栄養に関連したことは習いますが、系統立てて栄養学を学ぶ機会はありません。
いや、学生の頃はあまりマジメとは言えなかったので、他の教科もろくに勉強はしてなかったけど・・・
でも、まじめな人ほど学んだことに疑問を持たずに鵜呑みにしてしまうんだと思います。
僕は疑い深い性格なので、「体の材料になる栄養について考えていないのはおかしい!!」と、考えてしまいます。
そこで、今ごろになって独学で栄養についていろいろ調べている訳です。
いろいろ調べてみると、今の経済的に豊かな国の食事はたいてい、ミネラルやビタミンが不足していて、エネルギーが過剰で、有害物質にさらされるリスクが高くなっていると思います。
ということは、それぞれに対応した病気があるんじゃないか?という気がします。
エネルギー過剰では、糖尿病や脂質異常症など実際にある訳ですし、和歌山県の牟婁地方ではミネラルのアンバランスからALSの発症が明らかに多かったようですし、セレン欠乏による克山病という病気があります。
でも、実際にはよく解っていないものの方が多いのではないかと思います。
こういう視点から、病気について見直してみても良いんじゃないかなぁと思うのです。
特に先進国で増加傾向にあり、根本的な原因がよくわかっていない病気については・・・
そして、病態がわかれば、適切な栄養や有害物質の除去などで治療できる可能性があるのではないかと思うのです。
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- 2011.11.24 Thursday
- 病気と栄養
- 22:20
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- by dr-kwan