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プロフィール

こんにちはDr.Kwanです。 日本では某大学病院で消化器内科医として診療してきましたが、2010年よりシンガポールにて内科医をしていました。2013年より日本に帰国し、能登で半医半農生活を始めました。 以前から栄養に興味があっていろいろ学んできましたが、普段の食事が健康にとても大事なこと、私たちの食習慣が知らない間に不健康なものになってきていることに気付きました。 これから、栄養について究め、どんな食事を摂るべきかについて皆様に伝えることで、少しでも多くの人を健康にすることができれば・・・と思っています。

果糖

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      では、前回の続きです。が、かなりマニアックなお話しになります。

    悪しからず・・・

     

    肝臓に入った果糖は、主にフルクトキナーゼという酵素でフルクトース--リン酸になり、さらにアルドラーゼという酵素でジヒドロキシアセトンリン酸、D-グリセルアルデヒドに変換されます。

    D−グリセルアルデヒドはトリオキナーゼによってグリセルアルデヒド--リン酸に変換され、解糖系の経路に組み込まれてゆきます。

     

    ここでポイントになるのが、フルクトースは解糖系の律速酵素であるホスホフルクトキナーゼは関連しないということです。つまり、フルクトースはグルコースよりも速く代謝されます。

     

    解糖系に入ったフルクトースは、飢餓時にはクエン酸回路からエネルギー産生に向かい、飽食時には脂肪酸やコレステロールの合成に向かいます。

    また、低血糖時には糖新生にも使われます。

     

    フルクトースのインスリン分泌刺激作用はグルコースと比較すると弱いものです。

    従って、果糖ばっかり摂るとインスリンがブドウ糖摂取時に比べて少なくなり、インスリンのリポタンパクリパーゼ(LPL)活性促進作用が少なくなるために、血中の中性脂肪が高くなる可能性があります。

     

    以上、まとめると。

    果糖は肝臓で代謝され、エネルギー産生、脂質合成、糖新生(ブドウ糖合成)などに使われる。

    果糖はブドウ糖より先に使われる。

    果糖ばっかり多量に摂っていると、高脂血症になりやすい。

     

    空腹時に適度に摂る分にはいいんじゃないかと思いますが、腹一杯なのに果糖を摂りまくってると良くないですよねやっぱり。

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