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プロフィール

こんにちはDr.Kwanです。 日本では某大学病院で消化器内科医として診療してきましたが、2010年よりシンガポールにて内科医をしていました。2013年より日本に帰国し、能登で半医半農生活を始めました。 以前から栄養に興味があっていろいろ学んできましたが、普段の食事が健康にとても大事なこと、私たちの食習慣が知らない間に不健康なものになってきていることに気付きました。 これから、栄養について究め、どんな食事を摂るべきかについて皆様に伝えることで、少しでも多くの人を健康にすることができれば・・・と思っています。

口の重要性

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    先日参加させていただいた熊本県菊池市での命の入り口セミナーでは、食べ物の入り口である口の重要性を再認識させられました。

    実は私はシンガポールに行く前、大学病院で勤務していた時には、ひどい歯肉炎でした。
    食事するだけでも歯茎から出血していましたし、口臭もあったと思います。
    歯の根元に膿みが溜まり、5本も歯を抜いて、ブリッジを入れてあります。

    歯を抜く際には、「ブリッジを入れても、歯茎の状態があまりにも悪いので、40歳までに総入れ歯になる可能性が高いです。」と言われていました。

    でも、今41歳になりましたが、ブリッジは健在です。
    歯を磨いても出血しなくなりました。
    まだ、歯周ポケットはやや深めで、完全に歯周病が治まっている訳ではないと思いますが、以前に比べるとかなり良くなりました。

    原因は、仕事のストレスが軽減されたことと、食事が変わったこと、鼻呼吸をするように意識し始めたことなどなのではないかと思っています。

    命の入り口セミナーには、たくさんの歯科医師の先生が参加されていました。
    どうも「食」や生活習慣の改善による病気の予防に関しては、医師よりも歯科医師の先生の方が高い意識を持っていらっしゃる先生が多いような気がしています。

    私が最も影響を受けた本の一つである食生活と身体の退化―先住民の伝統食と近代食その身体への驚くべき影響 という本を書かれた、W.A.Price先生も歯科医です。

    これからは、こういう意識の高い歯科医の先生との、協力・連携が欠かせなくなってくると思います。
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    食事と医療の問題

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      今の医療は食事の変化に対応しきれていないように感じることがしばしばあります。

      食事の問題について考えてみると、
      1.エネルギー過剰
      2.微量栄養素欠乏
      3.有害物質摂取
      の3つが大きな問題点として挙げられると思います。

      エネルギー過剰に関しては、「メタボリックシンドローム」という概念が広まってきており、検診などでも評価されるようになってきました。

      しかし、微量栄養素欠乏や有害物質摂取に関しては、まだまだ十分な評価ができる体制ができていないように感じます。

      最近、栄養療法をされている先生方が、微量栄養素欠乏に対する評価を採血などからされるようになってきました。
      この方法は、微量栄養素欠乏が原因で体調不良が出ている患者さんには非常に有効なのではないかと思います。

      有害物質の評価に関しては、保険外ですが毛髪ミネラル測定にてある程度評価ができます。
      その他の物質に関しては、有機溶剤などの産業医が検査する項目が商業ベースにのっているくらいで、他の項目に関しては検査会社の項目にも載っていません。

      というわけで、現在の医療の体制では食事が原因となっている病気の評価をすることはなかなか難しいのではないかと思います。
      これから、食事の病気に対する影響について明らかにし、評価の方法を確立し、治療の体系を作っていく必要があるのではないかと思います。
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      病気の原因

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        医療費が年々上がっていき、医師不足が叫ばれるようになってきています。

        私は、医師として働いていて、違和感を感じることがあります。
        それは・・・

        昔と今とでは、病気の原因が変わってきているのに、医学は十分対応できてはいないのではないか?

        ということです。

        1900年の死因の上位は、
        1.肺炎・気管支炎
        2.全結核
        3.脳血管疾患
        4.胃腸炎
        5.老衰
        ですが、

        2000年の死因上位は、
        1.悪性新生物(がん)
        2.心疾患
        3.脳血管疾患
        4.肺炎
        5.不慮の事故
        です。

        1900年ごろは、死因の多くが感染症でした。

        その後、いろいろな抗生剤が開発され、栄養状態も良くなって、感染症で死ぬことは少なくなりました。
        しかし、2000年には、感染症は少なくなったものの、がんや心筋梗塞や脳梗塞などの生活習慣病が死因の多くを占めるようになってきています。

        最近では、抗がん剤や生活習慣病のさまざまなお薬がありますが、あまり根本的に治る人はいません。

        私は、生活習慣病の原因は、本来あるべき自然な生き方から外れてしまうことなのではないかと考えています。

        食事の変化、
        過大なストレス、
        有害物質の影響、
        身体の使い方が間違っている、
        などなど

        もし、生活習慣病の原因が、本来あるべき自然な姿から外れてしまうことだとすれば、ここを正さない限り、いくらお薬を飲んだって良くなるわけがありません。

        そろそろ、医学もこういうところに目を向けるべきなのではないかと思うのですが・・・

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        ガンの原因

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          アメリカ人の癌の原因に関する有名な疫学研究が二つあります。

          一つは、1981年にイギリス人の疫学者リチャード・ドルとリチャード・ピートがアメリカ人の癌発生原因の推定寄与割合を出しました。
          その結果は・・・

          食事     35%
          タバコ    30%
          ウイルス   10%
          出産・性行為  7%
          職業      4%
          アルコール   3%
          放射線・紫外線 3%
          大気汚染・公害 2%
          医薬品     1%
          食品添加物   1%
          工業生産物   1%

          これは、アメリカ人について検討しているので、若干日本とは状況が違うとは思いますが、一般的には農薬だとか環境汚染だとか食品添加物などを心配される方が多いと思うのですが、それらはそれぞれ3%以下となっています。(今の日本は放射線に関して特殊な状況なので、あえて触れません)
          そして、35%を占め最も癌に関連しているのが、普段の食事だそうです。

          そして、もう一つ1996年にハーバード大学が発表したアメリカ人の癌死亡原因に関するコホート研究です。
          こちらの結果は・・・

          喫煙           30%
          成人期の食事・肥満    30%
          座業の生活様式       5%
          職業要因          5%
          がんの家族歴        5%
          ウイルス・その他の生物因子 5%
          周産期要因・成長      5%
          生殖要因          3%
          飲酒            3%
          社会的経済状況       3%
          環境汚染          2%
          放射線・紫外線       2%
          医薬品・医療行為      1%
          塩蔵品・食品添加物・汚染物質1%

          こちらは、食事の割合がちょっと少なくなっていますが、喫煙と食事で60%を占めており、その他の項目も非常に似た結果になっています。

          つまり、癌に関しては、農薬とか環境汚染とか食品添加物とかいう前に、私たちが自分でできることをきちんとやる(食事を改善し、タバコを吸わず、適度に運動し、お酒も程々に・・・)ことで、70%くらいの癌は防げるのではないかと、これらのデータは言っているのです。

          私は、きっと他の病気にも食事は大きく関わっているのではないかと思っています。

          普段の食事って大切ですね。
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          栄養障害のパターン

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            外来で様々な患者さんを診察していると、栄養障害は大きくエネルギー過剰と、ビタミンやミネラルなどの微量栄養素欠乏に分けられると思います。

            そして、エネルギーと微量栄養素の面からタイプ分けすると・・・
            エネルギー過剰、微量栄養素正常:メタボタイプ
            エネルギー過剰、微量栄養素欠乏:ジャンクフードタイプ
            エネルギー正常、微量栄養素正常:ヘルシータイプ
            エネルギー正常、微量栄養素欠乏:加工食品タイプ
            エネルギー欠乏、微量栄養素正常:少食タイプ
            エネルギー欠乏、微量栄養素欠乏:飢餓タイプ
            この6タイプに分類できるのではないかと思っています。

            でも、今はエネルギー欠乏の人はほとんどいらっしゃいませんので、少食・飢餓タイプはほとんど見られません。
            きっと、甲田先生や安藤先生が少食タイプになると思います。

            そして、クリニックを受診する患者さんはほとんどがメタボ、ジャンクフード、加工食品タイプのどれかに入ります。
            ヘルシータイプの人は、きっと病気にならないのであまり受診しないんでしょうね。

            さらに、タイプ毎にキャラクターや症状にも特徴があるような気がします。
            メタボタイプは、経済的にめぐまれていて、忙しく働いている方に多く、
            ジャンクフードタイプは、何となく危うい感じがすることが多く、
            加工食品タイプは、冷えとか肩こりとか眠りが浅いとか様々な症状を訴えられ、何となく本調子ではないと感じてらっしゃる方が多いと思います。

            若いうちはヘルシータイプ、中年になったら少食タイプを目指すのが理想的かなぁと思っています。

            皆さんはどのタイプですか?
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            「食生活と身体の退化」

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              今回は「食生活と身体の退化―先住民の伝統食と近代食その身体への驚くべき影響」という本を読みました。
              W.A.Price博士という歯医者さんによって書かれた本です。

              Price博士はお子さんを虫歯からの心臓病(感染性心内膜炎でしょうか?)で亡くされていらっしゃるそうで、食事と口腔内の疾患のみならず身体の変化までも調査された先生です。

              Price博士は、世界中の様々な地域で伝統的な食事をしている先住民と、近代的な食生活を取り入れている先住民を比較されました。

              その結果は衝撃的です。

              伝統的な食事を摂っている先住民には虫歯はほとんどなく、歯列弓の異常も見られません。
              しかし、近代的な食事を摂っている先住民には虫歯が多く見られるようになります。

              さらに、近代的な食事を摂っている親から生まれた子供には、高い確率で歯列弓の異常(顎が狭くなって八重歯が出る)を認めたそうです。
              スイスアルプスの山奥でも、イヌイットの人達でも、ポリネシアの人達でも、アフリカの原住民達でも、世界中で同じような結果が出ており、しかも写真もたくさん掲載されていて説得力があります。

              しかも、歯列弓の異常は、長子よりも末子により出やすい傾向があるそうです。母体の栄養状態が悪くなるほど、異常が出やすくなるのではないか?とのことです。
              原住民の中には、出産後次の子供を出産するまでに3年以上の期間をおくところも多いそうです。

              このことは、虫歯の発生には食事が大きく関連していること、そして正しい栄養摂取ができなければ遺伝情報の発現に狂いが出てくることを示すものだと思われます。

              おそらく、食事は歯列弓だけではなく、身体の様々な部位の発現に大きく関係していることでしょう。

              我が家は年子なのですが、上の子の歯並びはほぼ正常なのに、下の子は八重歯があります。
              上の子の出産後、妻の栄養状態を改善させる期間が十分ではなかったために、下の子に歯列弓異常が出現してしまったのだと思います。

              今ごろ反省しても後の祭りなのですが、娘達のこれからの成長が健全なものになるように、これから生まれてくるであろう孫達の健全な発達のためにも、きちんとした食事をしていかなければならないと強く思いました。



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              Down to Earth 食育セミナー
              チケットはブックマートセントラル店
              (MRTクラークキー駅直結セントラル2F)にて好評発売中!!

              日時:2012年10月21日(日)9:30〜12:30 開場 9:15
              会場:シンガポール日本人会 ファンクションルーム
              費用:50ドル(GST込み)
              全席自由席、講演は日本語のみ、チケット前売のみ(当日券はありません)
              チケット取扱店:ブックマート・シンガポール・セントラル店(MRTクラークキー駅ビル)
              主催:H SEEDS          お問い合わせ&ご予約:hseeds@live.jp
              Facebook Page:
              http://www.facebook.com/hseeds.harumi
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              「心臓病を食生活で治す」を読んで

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                今回は、心臓病は食生活で治すを読みました。

                アメリカの外科医、エセルティンJr.博士の虚血性心疾患に対する食事療法です。
                実際にこの治療をきちんと行った患者さんは、ことごとく虚血性心疾患から回復しているそうです。

                その食事の方法はシンプルで、プラントベースのホールフードで、オイルを使わない、動物性食品も摂らないというものです。
                これは、コリン・キャンベル博士の「China Study』と同じです。

                実際、エセルティンJr.博士とキャンベル博士は仲良しみたいですし・・・

                僕には、動物性食品自体が悪いのか、動物性食品の質が悪いからダメなのかを判断する知識がありません。しかし、動物性食品を止め、精製していない植物性の食事に変えることで、実際に狭心症が改善している人がいるみたいです。

                しかし、この治療を行うには、患者さん自身の主体性とノウハウが必要です。
                心臓病にはなっていないけど、予防の効果もあるだろうし、まず自分で試してみるか・・・
                自分でやってみないと、食事を変えるのにどんな苦労があるのかよくわからないですしね。

                この本の後ろの方には、いろいろレシピも出ているし、少しずつ実際にやってみようと思います。

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                血中脂肪酸分画

                0
                  来月、油についての講演があるのでいろいろ調べていたのですが、「血中脂肪酸分画」なる検査があることを、恥ずかしながら初めて知りました。

                  この検査は、ω6系のジホモγリノレン酸、アラキドン酸(AA)、ω3系のエイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)、EPA/AA比がわかる様です。
                  実施料450点、判断料144点って書いてあるから、保険通るってこと?
                  どんな病名で通るんだろう?

                  さらに全脂質中脂肪酸分画なんていう検査もあります。
                  こっちの方が細かく24種類もの脂肪酸の量を測定してくれるようですが、保険点数は一緒です。

                  これらと、食事のプロファイルがあれば、心筋梗塞や動脈硬化になりやすいかどうか、アレルギーなどの炎症性疾患になりやすいかどうかが判断できるのでは?と、思います。

                  例えば、消化器分野だと、潰瘍性大腸炎の人で検査をしてみて、ω6が過剰で、ω3が過剰だった場合に食事指導することで、寛解に持ち込める率が高くなるかもしれない!!

                  あ、でも潰瘍性大腸炎じゃ、保険きかないか・・・

                  とにかく、いろんな使い方ができそうなので、どのように生かせるかいろいろ考えてみようと思います。

                  ==========
                  Raffles Japanese Clinic メディカルトーク
                  「食で美しく・賢くなるために!」
                   〜油で変わる、あなたの体〜
                  場所:Raffles Hospital 本院11階 ラーニングセンター
                  日時:2012年3月6日(火) 11:00~
                  無料ですが、ご予約が必要です。
                  ご予約は 6311 1190 Raffles Japanese Clinicまで
                  ==========

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                  医学と栄養学に欠けているもの

                  0
                      前回の記事で、「医学部で体の材料になる栄養について学ばないのはおかしい」と書きましたが、同じことが栄養学にも言えるのではないかと思います。

                     

                    食べ物の材料になる他の生物や土壌、空気、水、エネルギーについて学ばないのはおかしい!!

                     

                    そして、調べてみると土壌の中の微生物のことなどは、意外とわかっていないことだらけなのです。

                     

                    栄養学にしても、医学にしても、人間の自分勝手な視点からしか見れていないのが問題なのではないかと思います。

                     

                    人間は多くの生物の活動に支えられてはじめて生きてゆくことができます。これは、私たちの体をつくっている成分がどのように循環しているのかを辿っていくだけでもわかります。

                     

                    それなのに、私たちは病気について狭い視点でしか見ていないのではないかと思うのです。

                    とりあえず、私たちの体が作られる材料がどのようにできていて、どこかに問題がないだろうか?と考える視点はないのです。

                    だから原因がわからない病気が出てくる。


                    医学には、「私達人間を支えてくれている生態系ごと健康にする」という視点が必要なのではないかと思うのです。

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                    病気と栄養

                    0
                      いきなりですが、医学部には栄養学講座がありません。

                      生化学や生理学で少し栄養に関連したことは習いますが、系統立てて栄養学を学ぶ機会はありません。
                      いや、学生の頃はあまりマジメとは言えなかったので、他の教科もろくに勉強はしてなかったけど・・・

                      でも、まじめな人ほど学んだことに疑問を持たずに鵜呑みにしてしまうんだと思います。

                      僕は疑い深い性格なので、「体の材料になる栄養について考えていないのはおかしい!!」と、考えてしまいます。
                      そこで、今ごろになって独学で栄養についていろいろ調べている訳です。

                      いろいろ調べてみると、今の経済的に豊かな国の食事はたいてい、ミネラルやビタミンが不足していて、エネルギーが過剰で、有害物質にさらされるリスクが高くなっていると思います。

                      ということは、それぞれに対応した病気があるんじゃないか?という気がします。

                      エネルギー過剰では、糖尿病や脂質異常症など実際にある訳ですし、和歌山県の牟婁地方ではミネラルのアンバランスからALSの発症が明らかに多かったようですし、セレン欠乏による克山病という病気があります。

                      でも、実際にはよく解っていないものの方が多いのではないかと思います。

                      こういう視点から、病気について見直してみても良いんじゃないかなぁと思うのです。
                      特に先進国で増加傾向にあり、根本的な原因がよくわかっていない病気については・・・

                      そして、病態がわかれば、適切な栄養や有害物質の除去などで治療できる可能性があるのではないかと思うのです。

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