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プロフィール

こんにちはDr.Kwanです。 日本では某大学病院で消化器内科医として診療してきましたが、2010年よりシンガポールにて内科医をしていました。2013年より日本に帰国し、能登で半医半農生活を始めました。 以前から栄養に興味があっていろいろ学んできましたが、普段の食事が健康にとても大事なこと、私たちの食習慣が知らない間に不健康なものになってきていることに気付きました。 これから、栄養について究め、どんな食事を摂るべきかについて皆様に伝えることで、少しでも多くの人を健康にすることができれば・・・と思っています。

ミネラル

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    ミネラルに関しては、勉強すればする程わからないことがたくさん出てきます。

    まず、ヒトに必要なミネラルが何種類あるのかすらはっきりわかりません。
    「ミネラルとはO(酸素)・C(炭素)・H(水素)・N(窒素)の4元素以外の構成元素」と書いてある本もあります。
    そして、自然界に安定して存在する元素は原子番号92番のウランまでと言われているので92種類あります。
    ということは、88種類の元素が必要な可能性を持っているということですね。
    全部が必要ということは無いでしょうけど・・・

    さらに、ミネラルがどのように循環しているのかもわからないことだらけです。ミネラルには金属元素が多いのですが、鉱石の形から私たちの体の中に入るまでにどのような経路を辿っているのかも、ほとんどわかっていません。

    しかし、この循環には様々な生物が関与しているのではないかと個人的には思っています。

    バイオミネラリゼーションという生物が鉱物を作る反応があります。例えば、ヒトが骨や歯を作ったり、サンゴの炭酸カルシウムや磁性細菌の微小磁石などいろいろあります。
    また、バイオリーチングという鉱物からミネラルを溶出させる技術もあります。チリの銅鉱山では実際に微生物を使って銅の採掘をしているようです。

    このように生物にはミネラルが絡んだ独自の代謝経路を持っているものがたくさんおり、様々な生物の活動がミネラルの循環に大きな役割を果たしているのではないかと想像しています。

    でも、循環経路がきちんとわかっているものはあまりない。
    だからこそ、農薬などで畑の生物を根絶やしにすることは、ミネラルの循環を滞らせるという意味でも、愚かな行為なのではないかと思います。

    皆さんはどう思われますか?

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    Down to Earth 食育セミナー
    チケットはブックマートセントラル店
    (MRTクラークキー駅直結セントラル2F)にて好評発売中!!

    日時:2012年10月21日(日)9:30〜12:30 開場 9:15
    会場:シンガポール日本人会 ファンクションルーム
    費用:50ドル(GST込み)
    全席自由席、講演は日本語のみ、チケット前売のみ(当日券はありません)
    チケット取扱店:ブックマート・シンガポール・セントラル店(MRTクラークキー駅ビル)
    主催:H SEEDS          お問い合わせ&ご予約:hseeds@live.jp
    Facebook Page:
    http://www.facebook.com/hseeds.harumi
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    ビタミン

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      今日はビタミンについてです。
      ビタミンとは何でしょう?

      日本ビタミン学会のホームページには
      「正常な生理機能を営むために必要不可欠であるが、その必要量を体内で作れないので体外から取り入れなければならない化合物のうち、必要量が微量であるものの総称である。」
      と書かれています。

      ビタミンにもいろいろありますが、ビタミンはヒトには作れないけれども、他の生物(植物や微生物が多い)には作れるものばかりです。

      例えば、ヒトやチンパンジーやモルモットなどはビタミンC(アスコルビン酸)を作ることができませんが、他の多くの生物はアスコルビン酸を自分で合成することができます。

      つまり、アスコルビン酸を作れないヒトにとってはアスコルビン酸はビタミンです。しかし、自分で作れる他の多くの生物にとって、アスコルビン酸は体外から取り入れなくてもよいので、ビタミンではありません。

      おそらくヒトは、アスコルビン酸が豊富な食べものを食べていたので、アスコルビン酸を自分で合成する必要が無かったんだと思います。それで、アスコルビン酸を合成する代謝経路を捨てても生き残ることができた。そして、この代謝経路を捨てた時からヒトにとってアスコルビン酸はビタミンになったという訳です。

      このように、ビタミンと呼ばれる物質は、ヒトは自分で作れないけれども、他の生物の中には合成できる生物もいるという物質です。
      ヒトは他の生物が作ってくれたビタミンを直接的・間接的に食べることで取り入れてはじめて生きていくことができるのです。

      科学が発展して、ヒトは偉くなったような錯覚をしてしまいがちですが、ヒトも他の動物と支え合って生きていくようにできてるんですね。

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      亜鉛

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        最近、シンガポールでは空気が悪いのか、長期間咳が続く方が多くいます。
        その中に、亜鉛欠乏が疑われる方が、結構高い割合でいらっしゃいます。

        亜鉛は、数百種類の酵素に関連していて、体の中で様々な働きをしています。
        亜鉛が少なくなると、食欲不振、傷が直りにくい、味覚障害、皮膚炎、風邪をひきやすい、元気がなくなる、性欲減退、貧血など様々な症状が出てきます。

        咳が続く方の中にも、亜鉛が足りなくて、粘膜の修復がうまくいかない方がいらっしゃるのだと思います。

        亜鉛は、牡蠣や煮干しなどの魚介類、牛肉、水煮していない大豆、ごまやカシューナッツなとのナッツ類、のりなどに多く含まれています。

        しかし、シンガポールでは
        1.日本ほど魚介類を食べる機会が少ない。
        2.のりを食べる機会も少ない。
        3.外食が多くなる傾向にあり、精製・加工した食品が多い。
        などの理由などにより、亜鉛が欠乏するのかなぁ、と想像しています。

        僕の地元は牡蠣が美味しいので亜鉛の欠乏はあんまりなさそうですが、日本でもきっと亜鉛欠乏の方は増えてるのではないかと思います。

        亜鉛欠乏を防ぐためには、
        1.お味噌汁のダシを煮干しでとって、そのまま食べてしまう。
        2.ナッツ類を食事に取り入れる。
        3.精製加工したものを減らし、なるべく自分で料理をする。
        4.牛肉を食べる。
        などが有効だと思います。
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        食物繊維

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          大腸内視鏡をしていると、腸にもいろんなタイプがあるもんだと思います。

           

          例えば、肉食動物に近い短い腸と草食動物に近い長くて軟らかい腸があります。

           

          日本人は農耕民族であっただけに、草食動物タイプの腸が多いようです。

           

          草食動物タイプの腸の方は、きちんと食物繊維の多い食事を摂っていないと、すぐに便秘になります。

          そして、便秘になると、腸の内圧が高くなり、さらに腸が柔らかく・長くなって便秘をしやすくなります。

          便秘すると腸内細菌の組成も悪くなり、さらに便秘を助長して、便秘地獄の悪循環にはまってゆくことになります。

           

          草食動物タイプの腸の方は、特に意識して食物繊維を摂った方がいいのではないかと思います。

           

          食物繊維の多くは、植物や藍藻、菌類の細胞壁です。

          先進国では食品の加工が進み、食味の悪い食物繊維は取り除かれることが多くなっています。


          便秘解消のためには、まず、なるべく加工していない植物をたくさん食べるように心がけましょう。

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          果糖

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              では、前回の続きです。が、かなりマニアックなお話しになります。

            悪しからず・・・

             

            肝臓に入った果糖は、主にフルクトキナーゼという酵素でフルクトース--リン酸になり、さらにアルドラーゼという酵素でジヒドロキシアセトンリン酸、D-グリセルアルデヒドに変換されます。

            D−グリセルアルデヒドはトリオキナーゼによってグリセルアルデヒド--リン酸に変換され、解糖系の経路に組み込まれてゆきます。

             

            ここでポイントになるのが、フルクトースは解糖系の律速酵素であるホスホフルクトキナーゼは関連しないということです。つまり、フルクトースはグルコースよりも速く代謝されます。

             

            解糖系に入ったフルクトースは、飢餓時にはクエン酸回路からエネルギー産生に向かい、飽食時には脂肪酸やコレステロールの合成に向かいます。

            また、低血糖時には糖新生にも使われます。

             

            フルクトースのインスリン分泌刺激作用はグルコースと比較すると弱いものです。

            従って、果糖ばっかり摂るとインスリンがブドウ糖摂取時に比べて少なくなり、インスリンのリポタンパクリパーゼ(LPL)活性促進作用が少なくなるために、血中の中性脂肪が高くなる可能性があります。

             

            以上、まとめると。

            果糖は肝臓で代謝され、エネルギー産生、脂質合成、糖新生(ブドウ糖合成)などに使われる。

            果糖はブドウ糖より先に使われる。

            果糖ばっかり多量に摂っていると、高脂血症になりやすい。

             

            空腹時に適度に摂る分にはいいんじゃないかと思いますが、腹一杯なのに果糖を摂りまくってると良くないですよねやっぱり。

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            果糖

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              以前Agave Nectarのところで果糖が出てきたので、今回は果糖について考えてみたいと思います。

               

              果糖(フルクトース)は、蜂蜜や果物などの甘み成分のひとつです。

              ちなみに砂糖(スクロース)はブドウ糖と果糖が一個ずつくっついてできています。

               

              私たちの体ではブドウ糖(グルコース)を中心に使っています。

              ですので、血糖値といえば血中グルコース濃度のことです。

              血中フルクトース濃度は病院で測ることはまずありません。

               

              では、果糖がどのように体で使われるかについて見ていきましょう。

               

              まず、吸収についてです。

              小腸に来たフルクトースは、促通拡散輸送にて小腸の細胞内に取り込まれます。

              ちなみに、ブドウ糖の吸収には能動輸送されます。

              難しくなりましたが、要するにブドウ糖はポンプで吸い上げられるが、果糖は濃度勾配に従って拡散してくるままというわけなので、ブドウ糖よりも果糖のほうが吸収は遅いということになりそうです。

               

              そして、吸収された果糖は門脈を通って肝臓に達し、ほとんどが肝臓の細胞に取り込まれて代謝を受けます。

               

              果糖はブドウ糖に比べて糖化反応(体にとっては好ましくない反応)が起こりやすいので、積極的には吸収せず、全身に回る前に肝臓ですばやく取り込んでしまい、代謝されてしまうのではないかと思われます。

              したがって、血中のフルクトース濃度は低く保たれています。

               

              果糖をいっぱい取ると門脈が傷害されたりしないんだろうか?とか、考えてしまうのですが、どうなんでしょう?門脈血栓のリスクファクターとかにならないんだろうか?

               

              そして、肝臓に取り込まれた果糖の行方については長くなったので、また次回!!

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              Vitamin Cの耐用量

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                  以前「ビタミンCを摂り過ぎると下痢をする。」と、本で読んでからいつか試してみようと思っていたのですが、先日ついにやっちゃいました。

                 

                まず、Raffles Hospitalの1階の売店で職員割引でVitamin Cのサプリメントを100g分購入しました。

                 

                とりあえず、以前風邪を引いたときに一日に30gくらい摂ったけど、大丈夫だったので、1時間あたり10gで行くことにしました。

                ということは、500mg/tabなので、一時間に20個飲まなきゃいけません。!!

                 

                15分毎に5個ずつ飲んでみました。

                 

                最初のほうはおいしく飲めます。5個もぜんぜん苦になりません。

                 

                でも、さすがに30個(15g)ぐらい飲むと、体が「もう良いよ」と言い出しているのを感じます。だんだんおいしくなくなって惰性で飲むような感じになってます。

                 

                そして、50個(25g)くらいで、明らかにおなかがゴロゴロいい始めました。

                さらに60個(30g)で、明らかな水様性下痢をしました。

                ここで実験中止したのですが、その後も6回ぐらい下痢しました。

                次の朝には治ってましたけど。

                 

                というわけで、僕のビタミンC耐用量は健康時15〜25gくらいなんじゃないかと思われます。今度はもっとゆっくり飲んでみます。

                 

                ところで、ビタミンCってたくさん摂ると下剤になるんじゃないか?と思ったんですがどうでしょう?

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                過酸化脂質

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                    最近の油シリーズになっているので、ついでにもう一つ油についてです。

                   

                  本日は、過酸化脂質についてです。

                   

                  過酸化脂質についての詳しい情報については、

                  http://hobab.fc2web.com/sub2-kasankasisitsu.htm.htm

                  こちらのサイトでしっかりした説明もされているのでご参照頂きたいと思います。

                   

                  ものすごく難しくてゲッソリしましたよね。

                   

                  でも、要するに・・・

                  過酸化脂質は体内の不飽和脂肪酸が酸化されてできる。

                  過酸化脂質は他の不飽和脂肪酸を酸化し連鎖反応を起こす。

                  過酸化脂質は様々な疾患の原因となる。

                  ということです。

                   

                  過酸化脂質は動脈硬化の原因になるだけでなく、細胞膜のタンパク質を酸化すれば当然細胞の機能にも影響を与えるでしょう。

                  過酸化脂質とタンパク質がくっついてできるリポフスチンという物質は、老人性色素班(要するにシミ)の原因になっているそうです。

                   

                  ですので、不飽和脂肪酸の摂りすぎはあんまり良くないのかもしれません。

                   

                  そして、酸化の連鎖反応を止めてくれるのが、ビタミンEなどの抗酸化物質です。

                  脂肪の取りすぎに注意して抗酸化物質をしっかり摂りましょう。

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                  オメガ6系脂肪酸とオメガ3系脂肪酸

                  0
                      油の話が出てきたので、ついでにオメガ6とオメガ3の話もしておこうと思います。

                     

                    私たちが摂っている脂肪酸は、飽和脂肪酸(2重結合なし)と不飽和脂肪酸(2重結合あり)に分けられます。

                     

                    飽和脂肪酸は、動物性の脂肪(ラードなど)やココナッツオイルなどに多く、常温では固体のものが多いです。

                     

                    不飽和脂肪酸はさらに一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸に分けられます。

                    一価不飽和脂肪酸は2重結合が一個だけの脂肪酸でオリーブオイルなどに多く含まれます。オレイン酸などがこれに当たります。

                     

                    多価不飽和脂肪酸は2重結合が複数ある脂肪酸です。

                    多価不飽和脂肪酸はさらにオメガ3系脂肪酸とオメガ6系脂肪酸に分けられます。

                     

                    オメガ3系脂肪酸のα-リノレン酸、オメガ6系のリノール酸は、体の中で合成する事ができないため、必須脂肪酸と呼ばれています。

                     

                    これらの脂肪酸は、エイコサノイド(プロスタグランジンやロイコトリエンなどの生理活性物質)の原料となり、細胞の様々な機能に影響を与えています。このエイコサノイドの作用がオメガ3由来のものと、オメガ6由来のもので違うためにこのバランスが重要になります。

                     

                    オメガ3系脂肪酸は魚や亜麻仁油、エゴマ油などに含まれています。

                    オメガ6系脂肪酸は、サラダ油に多く含まれています。

                     

                    オメガ3系脂肪酸とオメガ6系脂肪酸の比は1:4が良いという説から、1:1でも良いんじゃないかという説まで、いろいろあります。

                    最近の欧米型の食事では1:10〜40くらいになっていて極端にオメガ6を摂りすぎている人が多い様です。

                    ちなみに、ドッグフードでさえ1:4でつくられているそうですよ。

                     

                    油のバランスにも気をつけましょう。

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                    いろいろな水

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                      今回もしつこく水の話です。

                       

                      ちょっと調べるだけで、様々な機能を謳った水がたくさん出てきます。

                      アルカリイオン水、海洋深層水、ナノバブル水、磁気処理水、パイウォーター、重水減少水、波動水、クラスター水などいろいろです。

                       

                      その中で面白そうなのが、重水減少水です。

                       

                      水はHOですので、酸素に水素2個が結合した形をしています。

                      この中の水素には原子核が陽子一個の普通の水素と、原子核に陽子一個と中性子一個が入った重水素があります。

                       

                      水の構成成分である水素の中に重水素が混じっているものを重水と呼び、重水が少ない水には抗がん作用、糖尿病の症状緩和、血行改善、痩身効果などがあるといわれています。

                       

                      重水の濃度によって値段も変わりますが、かなり高価です。一番濃度の高めの125ppmのものでも500mlのペットボトルで一本500円です。50ppmのものは一本2300円で売ってます。

                       

                      もう少し値段が下がらないと“きつい”ですよね。

                       

                      水に関してはまだまだわかっていないことが多くて、怪しい情報もたくさんあるということがわかりました。

                      有用な情報があれば取り入れていきたいと思いますので、アンテナだけは張っておこうと思います。

                       

                      とりあえず、うちでは普段の飲料水を「San Benedetto」に変えて、お料理用に「volvic」を使うことにしました。電解還元水はもうちょっと良く吟味してから、日本に帰国するときに導入するかどうかを決めようと思います。
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